まずは、こちらをご覧ください。
あり🔳とう
3×5=🔳
ディ🔳ニー🔳ンド
おそらく、みなさんの頭の中には『ありがとう』『15』『ディズニーランド』が浮かんできたのではないでしょうか?
私は「ご覧ください」と言いました。
でも、つい勝手に答えを出してしまいますよね。
これは、人間の脳は無意識に空白を埋めたがる性質があるからです。
脳はこの空白=わからないという状態というのを嫌うわけです。
わからない状態というのは気持ちが悪いですよね?
あのドラマに出ていた人誰だっけ?名前が出てこない!
そんな経験ありませんか?
質問をすることによって脳に空白ができるのですが、質問の仕方によって随分と心の状態が変わってきます。
よくある例を出してみますね。
ネガティブ脳の場合
・なぜ、自分は出来ないのか?⇒できない理由を探す
・なぜ、自分は駄目なのか? ⇒駄目な理由を探す
・なぜ、自分はやらないのか?⇒やらない理由を探す
脳は検索エンジンのように、理由を検索して発見します。
『どうして私はいつも失敗ばかりするのだろう?』
『どうして親は私を理解してくれないのだろう?』
『私ばっかり結婚できないのはなんでなの?』etc...
このような口癖や思考パターンは、自己破壊的な質問です。
自分は駄目な人間だ。何もできない。
などの自己否定、落ち込み、答えのない答えを求めてずーっと同じ質問が頭の中を駆け巡ります。
そして、『やっぱり私にはできなかった』という答えを出して正当化します。
そんな現実を作り出してしまうのです。
とっても苦しい状態ですよね。
こんな時、前向きな気持ちや行動を起こしにくいです。
では、このような質問(空白)をしたらどのような思考や答えを出していく(埋めてくれる)でしょうか?
ポジティブ脳の場合
・自分にも出来そうなことは何だろう?⇒出来そうな候補が見つかり、出来そう→やってみよう!に変わる
・どうしたら自信をつけられるか? ⇒心配や不安を減らそうとする→そのままでもいいと思える
・どうしたらもっと楽しめる? ⇒楽しい話題に敏感になる→興味のあることに踏み出していく
なぜ出来ないのか?→どうしたら出来るのか?
このように解決に焦点を当てた質問の方が、前向きな気持ちや行動、結果を生み出しやすくなります!
自分への問いかけが、人生の質を変える!と言われています。
先ほども言いましたが、脳は検索エンジンと同じような働きをします。
すぐに答えは出なくても、問いかけておいてしばらくは放置でもいいんです。
脳はそれを覚えていて、その答えを見つけやすくしてくれるからです。
無意識にアンテナを張っているので、ふとした時にアイデアを引っ張り出してくれます。
質問する ⇒ 空白ができる ⇒ 思考が変わる ⇒ 気持ちも変わる ⇒ 行動が変わる
⇒ 結果が変わる ⇒ 状況や人生まで変わる
ワークをやってみよう♬
①今もっているあなたの空白(質問)は何ですか?
②その空白を埋めることは、自分の望む方向性のものですか?
あるいは自分の望んでいない方向性のものですか?
③自分自身への質問の仕方を変えてみよう!(なぜ⇒どうように)
今回の脳のしくみは、NLP(神経言語プログラミング)で教えられている内容です。
ヒプノセラピーでは、【なぜ?】にも焦点をあてています。
退行催眠などでは、潜在意識に対して【〇〇という制限を持つきっかけとなった出来事に戻りなさい】
というように自分の現在の障害となっている問題を探りに行きます。
そして、最終的には、その出来事を通して学んだことを意識化し、どうなったら良くなっていけるのか?
にシフトしてセッションを終わらせます。
やはり、原因を知っただけでは変化は望めません。
大切なのは、希望をもって変わって行ける自分を作ってあげることです。
セラピールームがじゅまるでは、このような方向性がいかに大切かをしっかりと勉強し、提供しております。
ちなみに、人に対して【なぜ?】ばかり問うと、
相手は物事に対してではなく、自分を否定されたように感じてしまいます。
職場などで対策が必要な時、【なぜそうなったのか?】は重要です。
重要ですが、そのあと【どうしたら良くなるのか?】その部分を問い正してあげると、
モチベーションが下がらずにいられます。